飛行機のシートは実によく考えて作られてる。
新幹線と比べるとよくわかるのだが…。

飛行機は
1.フルで起こした時でもガチっと直角にはならない。
2.フルで倒そうとしてもそこまでは倒れない。
このふたつの特性で、発着の時の姿勢のままでもしんどくなく過ごせる。前のやつにグイッとシート下げられてイラつくことがほぼ無い。


新幹線だとフルで起こすとほぼ直角になり、しんどいので多くの人がシートを多少なり下げないといけない。後ろに気を使う。前のやつが自分よりガッツリ下げてくるとイラつく。この「気遣い」は実に不愉快だ。負担だ。


大部分の人がフル起こしでもちょい楽な絶妙な角度に作った方がいいのだ。「椅子としてのリクライニング可動域性能」はこの場合いらない。狭い可動域で、多くの人が85点の乗り心地になるようにしたらいい。100点狙えます性能は要らないのだ。直角が好きなマイナーな奴は我慢すりゃいいのだ。部分最適化は全体最適化と違う。評価するスループットは快適さとその恒常性なのだ。


バスにも言えるけどな。。
こーゆーユーザビリティセンスが海外家具メーカーとかアップル製品は強いんだろうなぁと思う。