僻地訪問

 つらつらと仕事のこと書いてみようと思う。
 今日は移動時間1時間半(内高速30分)、担当内最遠距離病院を訪問した。ココは100床くらいの中小病院。しかしこんな辺鄙なところにあるにもかかわらず、MRの訪問規制が17〜19時、しかもDrが忙しかったらまた今度ってゆう、MR泣かせの場所。
 営業の基本は圧縮付加だから、効率悪くなるとどーしても疎遠にしてしまう。(数字で評価されるからね)今回はDrからウチの薬を使いたいってことで、説明を請われての訪問だったから、朝から行けた。患者メチャ多い。村中から年寄りが集まってる?びっくりした。僻地で医療を頑張ってるDrにはほんとに頭が下がります。しかし、過疎地域ほど医療機関が混雑するのは遺憾とも・・・。
 
 正直にいうと、距離に負けてMRが訪問しないのは倫理的にまずいとは思う。しかし、MRからの情報提供を嫌うDrは、医療の最新情報からどうしても遅れてしまうのだから、せめて僻地機関はMRに優しくしたほうがいいのではと思った。→Drは新薬のこと知らないし、患者指導ツールなんかもそろってない。若いDrが赴任をいやがるだろうし。。
 つまり、患者多い→薬よく出る→MR集まる→Drは最新・最速の情報で動きパフォーマンス上がる→評判良くなり患者増える・・・となれば良いのだが、どっかで問題が起こってる機関が多々あり、悪いスパイラルにはまってるのだ。(MRなら雰囲気でわかる)今回の機関は、街中ではMRがほっとかない、パイがあるのだが、行きたくても行けないシステム作られてるのだ。惜しい。もちょいでココは本当に良い施設になるかも。(何が足りないのかは言わずもがな)Drもうまく治療にMRを使えばいいのに・・・。
結局、損するのも得するのも患者さんなのだが・・・。

 しかし、今まで車売ってた俺が学術ちっくに話すのは自分でぎこちなく感じる。「売れればいい」ってゆう商売人の正義は、この世界にはあんまりない。なんせ、間違った使い方をされれば大変なことになってしまうもんだし、良く効く薬を促進しないのは、患者さんの命を縮めるかもしれないのだ。もちろん間違ったことやてきとーなことは口が裂けても言えません。メチャプレッシャーです。。。

ちなみに今日は「こうゆう患者さんにX使うといいかもって聞いたんだ。ど?」「だめです。不適です。XXXな患者さんに使ってください」「じゃ、この患者さんどうしよう?」「私にはわかりません」「専門のOO先生に紹介しようか?」「そーした方がいいです。くれぐれもXはYな人に使ってください」「ありがとう助かったよ。遠いところご苦労さん」「いえいえ」・・・のような仕事をしてきた。    んー、これね、メチャストレスなんねん。俺でもストレスなんだからDrはえらいわ。「あれでよかったかなぁ?」ってずっと考えてしまう。。。

 よって今日も夜中に専門書で勉強である。眠い。俺は世の中の役に立ってるのか???まだまだである。。。