いやー、最近とくには物欲なかったんやが、
こないだからペルシャ絨毯ほしくていろいろ勉強中。
なかなか見る機会ない品だけに目利きは難しい。
松山に全国屈指の専門店があって、数千枚の在庫がある問屋がある。
今日もそこでいろいろ見せてもらった。
<ペルシャ絨毯の魅力>
・手触り…シルクとウールがあり、シルクは抜群の滑らかさ。ウールは堅いけどしっかりしてる感すごい。
・経年変化…耐久力がけた違いにいい。数百年は軽く持つ。さらに汚れたり色あせたりしても、そこが味になっていい。価値もあがる。
シルクは素足文化の日本に最高で、素足で踏んでいくと50年くらいで飴色のいい感じに。ウールは靴で踏むもんらしい。
・オリジナリティ…同じのが2枚ない。作るのに1枚数年かかる。織子さんは世襲制らしいが、8歳から織りはじめ、一人前になるのに30さいまでかかる。そーすっと、目が見える60歳くらいまでぎりぎり織っても、生涯20〜30枚しか織れない。うーむ。。。
・柄…すべてに意味・意義、隠し意味があり、時には宗教的、時には人生賛歌など、考えさせられる。地域、工房、王宮の歴史なども関わり、興味深い。目が積んでるかどーかも大事。
・色…すべて天然の草木染めなんだが、工房や職人それぞれで同じ色がない。
・鑑賞学…知らない人が多いが、ペルシャ絨毯は見る角度によって全く色が変わる。季節によって向きを変えるだけでまったく趣が変わる。→つまり、夏と冬で置き方の向きを変えるだけで涼しげになったり、あったかくなったりする。
わかる人だけがわかりゃいいのさ的なこだわりなんだが、一度本物を見るといいと思う。圧倒的な本物の存在感にびっくりする。
ヨーロッパのことわざに「体が疲れたら宝石を見て元気をだせ。心が疲れたら絨毯で癒せ。」ってのがあるらしいが、分からんでもない。
これ。今まで見た中で一番の気に入り。
ジャムシーディ。玄関マットサイズで。えーなー。
値段は野暮なので書かないが、だいたいこれでBMW3シリーズくらい。
いつか欲しいが、さすがになぁ。。。
とりあえず入門にギャッベのリビングマットを買おうかな。。。
これだと手頃でPCくらいの価格。
いい出会いを期待。