あれほど大好きで、中学まで隣の家にすんでた、俺のじーさんは、俺の名前を3分くらいかかって、ばーさんの出したヒントでやっと思い出した。
会話のレスポンスはすこぶる悪い。
間があくとおもむろに「ジュース買えや」と1000円くれようとする。⇒気まずいから帰れコールなのか?

彼は90年以上生きて、もうすぐ死ぬが、どこまで覚えてるのかな?
んで、俺や皆の記憶からも存在がなくなった時に、もう一回死ぬんだが、それやとインプットよりアウトプットに優れた人間の方が長生きなのかな?その意味では絶対長生きなじーさんやったと思う。(実年齢もそーやが。。)

死に目には逢えんやろからな。。。一期一会感がびりびりくる。。
葬式で言うことは「とにかく犬が許せんじーさんやった。んで、その分、他の誰よりも俺を許した。」だ。

何年か前に、ふと、回路がつながったじーさんが俺に言った一言。「お前にもあいつを殺して、自分も死のうと思う日がくる。。。」いきなり。続きはない。何故かない。ないのがええのか?何が言いたかったんや?なにをわかってたんや?あんたが少し恐くなるよ。
多分このじいさんの意図は今後も知る由はなく、葬式での死に顔と、墓参りのたびに俺だけ思い出すんだろう…。

さすがに戦争行って人も殺し、帰ってからも犬を絞めて喰ってた世代は言うことに重さがある。てゆうか、ほんとは何か言えない事をやらかしてるのか?殺ったんか?そんな疑問を持ってしまう。ライフルもってたしな(狩猟用)。

俺の親父は長男やが、何故か名前に数字の「三」の字が入る。最近知ったが、上に2歳まで生きた本当の長男がいたらしいが、実はばーちゃんとは再婚で、その前にも子がいたらしい。だから「三」を入れたのか?ホントのとこは親父もしらないらしい。たぶんじーさんも、若い頃もがいて苦しんだ経験があるはず。だから人を許せるのか?

いろんな意味でじーさんの存在感は俺にとって大きいんやが、ばーちゃんはどんな人生なのか?好きで納得してじーさんとおるのか?「墓は分けてくれ」とか言い出すのか?自己主張せんからよく分からん。
もうろくはしてないが、血圧まだ200切らないらしい。心配。麒麟じゃないんやから。

しかし確実にもうすぐお迎えが近い2人やが、笑顔なだけ。おれに伝えたいこと、見ておいてほしいこととかはないのか?伝えきったのか?達観したのか?あきらめたんか?認めとんか?どーでもいいんか?
年寄りの思考を科学することは難しく、答えはない。

まぁ、墓参りはちゃんといくわ。んで、人を許せる人間になるわ(成長中)。


話変わるが、おれの血族は統計学的分析をすると、驚くべき血族であるとゆう事実が浮かび上がってきた!詳細はまた次回。・・・つづく。