車のディーラーしてた思い出

その頃、Tのチャンネルごとの営業マンは地域でランキング管理されていた。ちょうど四国はだいたい200人くらい営業マンがいて、年間の販売台数が1位からドンケツまで毎月貼り出された。

左側に1位から99位まで、右に100位からドンケツまで。『左側』と『右側』では天国と地獄で、左側だと昇給するけど右側だと減給していく。左の上の方だと『いい子ちゃんだ』とか言われ、社内でのカーストがグングン上がっていく。ゴールド聖闘士みたいな感じやな。右下とかだと常にPIPみたいな感じで追い込まれる。雑魚扱い。毎日「今日はこんなことをしたけど売れませんでしたレポート」を帰る前に夜中まで書かされる。

そして4月に総数210人くらいなのが3月に向かってだんだん減っていき、最終的に180人くらいになる。右下はいなくなるのだ。

100位前後の右左を行ったり来たりする位置だと毎月ハラハラする。

年初の会議で昨年の表彰とかあるんだけど、『自慢話大会』ゆうのがあって、左上の戦士は好きな事スピーチできる時間が与えられる。自慢話もよし、待遇改善を訴えてもよし。大事なのはここにこないと発言権はないってことだ。

左上にいると楽しい会社なんやけどね。。右だと病む。どこも営業の世界はこんな感じかと。

マネージャーなると「部下を左側にこさせるか、右のやつを辞めさせるか、自分が辞めるか。」と言われて毎日詰められる。阿鼻叫喚だ。