大学受験における時代の移り変わり。

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「大学入試が難しくなっている」などというニュースをよく見るが、「俺らの頃より人口減ってるにもかかわらず定員は変わってないんだから楽勝やん?」と思われがちだ。でも色々あるみたいだ。

ちょっと統計的に考える。

学年の50パーセントが大学に行く。基本的に「大学に行く進学校」と「以外」に分かれる。→ここまで一緒。

大学行く集団のうち、ミドル以上の上位校がAOや推薦入試をごっそりだす。→ここが違うとこ。

例えば早慶MARCHなら俺の母校でも指定校推薦の枠がそれぞれ1〜3人ある。高校、大学ともにメリット多いので枠は増える傾向。ほとんどの進学校早慶MARCH枠もってると思う。事実、早慶MARCHの「合格者」の4割前後が指定校推薦。それにAOと公募推薦があわさり、一般入試枠は定員の約半分になる。推薦の枠でくるのはほぼ標準偏差の「不相応なボリュームゾーン」の人なので、逆に本来の「相応の偏差値」の人が「ボリュームゾーン」に落ちなければならない。差をつけるのが教育なのに混ぜやがる。。ヤサグレる奴がでてくる。

 

痛し痒しな現状だ。「ボリュームゾーンに紛れを。チャンスを。」はいいけど、標準偏差で見て『頑張ってるゾーンの人』って少ないのにいじめてやるなよって思わんでもない。。俺らの頃はシンプル競争だったが、今は駆け引き競争だ。駆け引きで生み出されたものにあんまり価値はない。

それに社会出るとこんなことばっかなので、せめて学校ではもう少し公平寄りのシステムにしてやってほしいなぁ。国力とかにつながるで。。

 

頑張れ受験生。心折れないように。

 

国公立大はまた状況違うんやけどね。。