ピアノ売ってちょうだい戦略

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昔、ヤマハでピアノのセールスしてた人が知り合いでいるけど、ピアノは2台買う人はいないし買い替えないので、常に新規を探す「ハンター型営業」で大変らしい。


さて、日本中で余ってるピアノを仕入れて海外で売るビジネスについて。

なんかのテレビで言ってたんだけど、この社長さんはいい人で「一日中、どの時間でもどの番組でもいいのでcm流してください」とスポンサー金だしてるらしい。

TVマンからするとスゴイ助かる存在だ。


一方、こっちから見るとタケモトピアノcm見たら『スポンサー他につかなかったんだな』と推察してしまう。

でもよく考えてみたら、「ピアノ売ろうか」と考える人は部屋を片付けたい人で、『ピアノ売って本格的に部屋の片付けでもしようかしら』という人はまとまった暇ある人しかいない。

じゃあ、「スポンサーのつかない、つまらない番組見てる暇な人」にcmを低コストで届けるにはこのマーケティングがスゴイあっているということになる。

売ってちょうだい戦略おそるべし。


TVは時代遅れとか見てるとダサイとかいうけど、「暇なヤツ探すツール」としては秀悦だ。