年寄りが免許返納を嫌がる訳

 

松山とかは路面電車は5分ごと、郊外電車は2.3分ごと、バスは10〜15分ごとにでてる。ガラガラなのにありがたい。充分だ。

タクシーもいっぱいいる。でも「公共交通、代替手段があること」と「自分で車で移動すること」は全く違うようだ。免許の返納を年寄りはすごく嫌がる。

「プライベート空間で移動できる」という便利さの本質が違うからかな?と思ってたんだけど、最近思うのは「心労に見合わないから」ではないかと。

年金暮らしになるので出銭を極端に嫌がる、歩いたり自転車はしんどい(足が痛い)、歳をとると人混みが嫌になる、判断力が落ちるので緊張したり居心地が悪い、こういうのがストレスになるのかと。カーシェアなんかもちろん無理。単純に公共交通機関を「嫌がる」ようになる。

合わせて、タクシーや行政の「ご近所バス」みたいなのもあるのだが、「人の世話になる」ということも心労で嫌っぽい。もはや合理性の向こう側にいる。

気にならない人もいるだろうが、こうゆう思考パターンの人は多い。歳とったらそのように変わるモノなのかもしれん。

少なくともタクシーとかは若いうちから使うことに慣れておいた方がいい。心のハードルがさがるから。みなさん今年何回タクシー乗りました?ゼロの人、たぶん歳とっても乗らないかと。

「年寄りはマイカーがないと都会でも田舎でも半径400メートルで暮らす」言うのはなるほど理解できる。そうして活動性下げた方が気が楽になるんやろな。